日本国内における囲碁のタイトル戦に関しては、
以下記事などで紹介させていただきましたが
囲碁の良き点は世界中に囲碁愛好家が点在している点ですよね。
ヨーロッパ、アメリカ、東南アジアなどなど
今回は、囲碁のプロ棋士における世界ランキングをレーティングサイトとともに紹介したいと思います。
多言語対応:Go Ratings(囲碁レーティング)を見てみよう!
画像引用元:https://www.goratings.org/ja/
囲碁レーティングと銘打たれたサイトですが、
英語・中国語・日本語・韓国語に翻訳することが可能です。
基本的には、
男女混成かつ世界の棋士が混ざっています。
2021年10月7日現在、
レーティング上世界一の棋士は申眞諝(シン・ジンソ:韓国のプロ棋士)が君臨しており、
その少し下で中国の柯潔(カ・ケツ)、韓国の朴廷桓(パク・ジョンファン)と続きます。
日本人としては、
第10位に一力遼先生が食い込んでいます。
タイムリーなお話ですが、
そんな世界10位の一力先生に第47期天元戦の初戦で中押し勝ちした関航太郎七段。
これから注目ですね!
ちなみに、
こちらの『囲碁レーティング』サイトですが、
イロレーティングというチェスなどでも使われる統計データによって算出されているようです。
詳細は分かりません!笑
様々な角度から分析できる:囲碁の統計分析
画像引用元:http://mamumamu0413.web.fc2.com/
続いては、
『囲碁の統計分析』という(個人運営??)FC2で運営されているサイトになります。
コチラでは、
日本の棋士だけで分析された国内ランキングから、
世界ランキング、女性棋士ランキング、年齢別ランキング、ランキング1位棋士推移など
面白い視点でランキングを見ることができます。
ランキング1位棋士推移を見ると
国内に限っては2011年から2019年まで井山裕太先生が無双状態なのが良くわかります。
『囲碁の統計分析』サイトは、
基本的に月1回の更新になっているようですが、
先程紹介したサイト『囲碁レーティング』と若干ランキングが異なる点が面白いですね。
例えば、
『囲碁レーティング』で日本の棋士は、以下のようにランキングされています。
- 10位:一力遼
- 15位:井山裕太
- 44位:許家元
- 59位:芝野虎丸
- 60位:余正麒
- 93位:本木克弥
- 101位:大西竜平
- 110位:伊田篤史
- 112位:村川大介
一方で、
『囲碁の統計分析』では、以下のようになっています。
- 33位:一力遼
- 42位:井山裕太
- 85位:許家元
- 97位:芝野虎丸
- 111位:余正麒
- 131位:本木克弥
- 135位:山下敬吾
- 137位:村川大介
- 141位:高尾紳路
- 142位:伊田篤史
- 143位:張栩
- 156位:瀬戸大樹
- 159位:羽根直樹
- 170位:孫喆
- 171位:大西竜平
ランキング付けされているタイミングやレーティングの方法が若干違うとは言え、
大西先生のランキングが大きく変動しているなぁ~と。
ちなみに、
後者の『囲碁の統計分析』では、
イロレーティングを改良したグリコレーティング(Glicko-2)なるものが採用されているようなのですが、
必ずしもどちらのレーティングが絶対的に正しい!ということではないですね。
とは言え、
どちらのサイトでも
日本の上位に位置する先生方のお名前はほぼ一致していますので、
上記先生方が2021年10月現在の強者と言っても過言ではないでしょう。
一方で、
関航太郎先生のような若手もバンバン出てくるでしょうから、
これからのレーティングも楽しみですね。
ちなみに、
日本の女性棋士(女流棋士?)ランキングを見てみると・・・
- 藤沢里菜先生
- 上野愛咲美先生
- 謝依旻先生
- 鈴木歩先生
という順になっており、
その次に牛栄子先生、向井千瑛先生、星合志保先生、奥田あや先生と続いて、
仲邑菫先生がランキングしているようです。
レーティング的にベスト10に入っているって凄いことですよね。
ということで、
囲碁棋士のレーティングサイトを紹介させていただきました。
男性棋士も女性棋士も、
10年後はランキングが様変わりしているんでしょうね~
それはそれで楽しみ!
10年後も上位で頑張っている棋士の方!
そして、
10年前にはプロ棋士にもなっていなかった若手有望棋士!
どちらも楽しみです。
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