日本の囲碁シーンにおいて、
大きな盛り上がりを見せるのは三大タイトルと言われる棋聖戦、名人戦、本因坊戦ではありますが、
その他七大棋戦である【王座戦、天元戦、碁聖戦、十段戦】だって負けてはいません！
今回は、
囲碁三大棋戦以外の天元戦や十段戦などを中心にその他NHK杯などの日程や賞金などをまとめておきたいと思います。
囲碁王座戦の日程と賞金
画像引用元：関西棋院(https://kansaikiin.jp/)
2021年9月
第69期王座戦の挑戦者に井山裕太棋聖が名乗りを上げたばかりですが、
王座戦の年間スケジュール(日程)と優勝賞金を見ていきましょう。
まず、
年間スケジュールですが、
毎度日本棋院のホームページからは引用不可なようなので、
自作してみました。
予選Cから挑戦手合に進むのは非常に難しいことだと思いますが、
仮にそうなった場合、予選Cから挑戦手合の第5局まで1年9ヶ月の戦いとなります。
芝野虎丸王座と井山さんの対局楽しみですね。
優勝賞金は1400万円。
日本経済新聞社がメインスポンサーのようです。
他に主催者として日本棋院、関西棋院。
囲碁天元戦の日程と賞金
画像引用元：関西棋院(https://kansaikiin.jp/)
続いては、
第47期で一力遼先生に関航太郎七段が挑戦することで話題にもなっている天元戦。
早速年間スケジュールを見ていきましょう。
上のスケジュールを見ていただければわかるように、
本戦の期間がものすごく長いですよね。
優勝賞金は1300万円。
メインスポンサーは新聞三者連合。
そして日本棋院、関西棋院が主催者となっております。
囲碁碁聖戦の日程と賞金
画像引用元：関西棋院(https://kansaikiin.jp/)
続いては、
井山先生がタイトル保持者となっている碁聖戦。
棋戦スケジュールは、、、
こんな感じで、
七大タイトルの中では比較的期間が短いように思います。
実際、予選Cから挑戦手合の5局目まで約1年5ヶ月となっております。
優勝賞金は800万円。
メインスポンサーは新聞囲碁連盟。
主催者として日本棋院、関西棋院となっています。
第46期碁聖戦では、
本戦に女流棋士が入ってこなかったので、
第47期ご聖戦では予選Aに進出している藤沢里菜五段、上野愛咲美四段、牛栄子三段、青木喜久代八段、向井千瑛六段に頑張って本戦入りしていただきたいと思います。(2021年9月21日時点)
囲碁十段戦の日程と賞金
画像引用元：関西棋院(https://kansaikiin.jp/)
七大棋戦最後となります十段戦について紹介していきます。
第59期十段のタイトルを保持しているのは許家元先生。
第60期十段戦は2021年9月現在、最終予選が行われておりますが
羽根直樹九段、伊田篤史八段、一力遼天元、井山裕太棋聖などそうそうたるメンバーがひかえています。
更に、張栩九段、村川大介九段、余正麒八段は前年成績により予選免除からの本戦出場だと思いますので
非常に面白い戦いになりそうです。
では、
十段戦の年間スケジュールを見ていきましょう。
本戦と挑戦手合の間に1ヶ月ほどの休み期間がありますが、
それでも1年9ヶ月ほどの期間を要しますので長いですね。
優勝賞金は700万円。
メインスポンサーは産経新聞社。
日本棋院と関西棋院が主催者となっております。
囲碁阿含･桐山杯の日程と賞金
続いては、
アマチュアの方も参加することができる阿含・桐山杯。
阿含宗の開祖である桐山靖雄から阿含・桐山杯となった模様。
第27期桐山杯は井山裕太先生が獲得されましたが、
第28期はどうなるのでしょうか？
令和3年10月2日に、
井山先生と許家元先生の決勝となります。
アマチュア枠では、
大関稔アマ最終予選の1歩手前まで進出されました。
日程は以下のようになっています。
優勝賞金は1000万円。
特別協賛として阿含宗
主催が日本棋院。
後援が毎日新聞社、京都新聞。
協力として関西棋院となっております。
囲碁竜星戦の日程と賞金
株式会社囲碁将棋チャンネルが主催者となっている竜星戦。
2021年で31期目を迎えます。
竜星戦の日程はこのようになっています。(日本棋院HPより)
第29期竜星戦は一力遼先生が井山先生を下し優勝されましたが、
第30期竜星戦はどうなるのでしょうか？
個人的には、
許家元八段に注目しています！
優勝賞金は600万円。
コチラの大会もアマチュア枠があり
第30期竜星戦では大関稔アマあと一歩で本戦入り！という状況でした。
囲碁NHK杯の日程と賞金
続いては日本放送協会がメインスポンサーとなっているNHK杯。
テレビで楽しみにしている方も多いのではないでしょうか？
2021年で第69回を数える歴史ある棋戦です。
日程はこんな感じ。
他の棋戦は、
ガンガン年度を跨いでいるのですが、
NHK杯に関しては、基本きっちり4月～3月なのかな？
出場資格がある棋士は
前期優勝者と準優勝者、名誉NHK杯、タイトルホルダー、女流タイトルホルダーなど
選ばれし50名の方になります。
NHK杯の出場資格があるということ自体が、
非常に名誉あることの用に思います。
優勝賞金は500万円。
第68回NHK杯は一力遼さんが余正麒八段を破って優勝されております。
ちなみに余正麒八段は準々決勝で井山裕太NHK杯(第67回覇者)を破っての決勝進出でした。
囲碁新人王戦の日程と賞金
続いては、
25歳以下かつ六段以下の棋士にのみ出場資格が与えられる新人王戦。
若手の登竜門的存在で、
井山裕太先生も2007年の32期で七段の時に優勝されております。
また、
- 一力遼先生：2014年の39期(当時七段)
- 許家元先生：2015年の40期(当時三段)
- 芝野虎丸先生：2017年の42期(当時七段)
と、
2021年9月現在のタイトルホルダーは、
みな過去に新人王のタイトルを獲得されていることになります。
新人王戦の日程は↓こんな感じです↓(日本棋院情報参考)
優勝賞金は200万円。
しんぶん赤旗、日本棋院、関西棋院が主催となっております。
ちなみに、
2021年に行われている第46期新人王戦は、
上野愛咲美四段と外柳是聞(ソトヤナギ セブン)三段の決勝三番勝負となっております。
上野愛咲美四段は、
女流棋士初の新人王を狙っております。
囲碁テイケイ杯俊英戦の日程と賞金
画像引用元：テイケイ株式会社(https://teikeigroup.co.jp/)
最後は、2021年に創設された新棋戦テイケイ杯について触れたいと思います。
日本棋院のホームページで公式に発表された情報ではありませんが、
9月・10月頃に予選がスタートし、翌年3月末前までに優勝者が決定するようです。
テイケイ杯は、
以下3つに分けられています。
- テイケイ杯俊英戦：25歳以下の棋士
- テイケイ杯レジェンド戦：60歳以上かつ七大タイトル獲得経験者やランキング上位者
- テイケイ杯女流レジェンド戦：45歳以上かつ女流棋戦タイトル獲得経験棋士、獲得賞金ランキング上位女流棋士
優勝賞金はそれぞれ、、、
テイケイ杯俊英戦：1000万円
テイケイ杯レジェンド戦：500万円
テイケイ杯女流レジェンド戦：200万円
俊英戦も面白そうですが、
男女レジェンド戦が盛り上がりそうですね！
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